一話完結、それぞれがそれぞれに続く物語。


彼らのいる世界 1       【完結】
人でないひとたち。そんな彼らの暮らしてゆく世界。

どこからか切り取られてきた一場面の話

空と海の黄金 空と海の境なく、ただひたすらにあおく輝く世界。
差し出された手のひらに、そっとわたしは手を重ねた。
姫君の事情 遠い昔に想いを馳せて、今なお海の底に眠る。
ひとりの少女の独白。
世界の彼方のその果てで 世界の果てでくるくると、廻る環のこと考える。
操られるか操るか。…他の誰にでもなくて。
天が涙を流すとき 降り注ぐ雨を、天の涙だと教えてくれたのは誰だった?
赤き禊の只中で、賢者と蛇は邂逅する。
大和 アルという存在が生まれた、いちばん最初の物語。のちに賢者と呼ばれるそのひとは、ほんの小さな人形だった。
風の王と炎の子 相反する位置に在ることを、どうして憂える? だから世界は面白いのに。...ファイル紛失してましたが、発掘完了。
人形師 人形師こと、ラウディくんがあさったゴミのなかから発掘されたお人形......名前はアル。
壊れた世界 小さな小さな世界がひとつ。
今はただ、どうか静かに。 ※暗いです。

きまぐれ短文、ひがすみ散文